海外旅行中にスマホを利用するための設定
海外旅行中のスマホの利用目的によって、必要な準備・設定は異なります。
以下では、利用目的ごとにスマホの設定方法を説明します。海外旅行の予定がある方は、事前にスマホの設定を調整しておきましょう。
なお、スマホの操作手順は、OS(iOSまたはAndroid)や機種によって異なるため、詳しくはメーカー・携帯電話会社の製品ページなどでご確認ください。
インターネットに接続する場合
海外旅行中、マップを使ったりSNSで写真を投稿したりしたい場合は、インターネットへの接続が必要です。接続手段は主に以下の4つですが、スマホ側の設定を正しく切り替える必要があるため、事前に確認しておきましょう。
- 海外データローミングサービス:スマホの設定変更で利用可能・事前申し込みが必要な場合がある
- 海外用SIMカード・eSIM:海外用SIMカードまたはeSIMの購入・契約が必要
- 海外用モバイルWi-Fiルーター:海外用モバイルWi-Fiルーターのレンタルが必要
- 渡航先の無料Wi-Fiスポット:Wi-Fiスポットがあればスマホの設定変更で利用可能
以下は、それぞれの方法でインターネットに接続する際のスマホの設定です。
| 接続方法 | モバイルデータ通信 | データローミング | Wi-Fi | 機内モード |
|---|---|---|---|---|
| ①海外データローミングサービス | オン | オン | オンでも可 | オフ |
| ②海外用SIMカード・eSIM | オン | オン | オンでも可 | オフ |
| ③海外用モバイルWi-Fiルーター | オフ | オフ | オン | オン(推奨) |
| ④渡航先の無料Wi-Fiスポット | オフ | オフ | オン | オン(推奨) |
上表のうち、①または②の方法でスマホからモバイル回線を経由してインターネットに接続する場合は、それぞれの回線の「データローミング」をオンに切り替えます(「モバイルデータ通信」はあらかじめオンになっている場合が多いです)※。
データローミングとは、別の(渡航先の)通信事業者のネットワークを利用して、契約している日本の携帯電話会社の回線と接続し、データ通信する仕組みです。
設定の切り替えは、スマホの「設定」アプリを開き、検索窓に「データローミング」と入力して検索すると、スムーズに該当の項目が表示されます。
一方、③または④の方法でWi-Fiを利用する場合は、「データローミング」をオフ・「Wi-Fi」をオンに切り替えてください(誤通信を防ぎたい場合は、表の通り「機内モード」をオンにした状態でWi-Fiだけをオンにする方法が確実です)。
Wi-Fi・機内モード・モバイルデータ通信のオン/オフの切り替えは、「設定」アプリのほか、スマホ画面の上端から下に向かってスワイプすると表示される「コントロールセンター(iPhone)」や「クイック設定パネル(Androidスマホ)」からも実施可能です。
※海外用SIMカード・eSIMを利用する場合は、日本で契約している普段の回線ではなく、新しく導入した海外用回線側のデータローミングのみをオンにするよう注意してください。
電話・SMS機能のみを利用する場合
海外旅行中、スマホからインターネットには接続せず、OS標準搭載の電話・SMS機能のみを利用するケースでは、「モバイルデータ通信」や「データローミング」をオフに切り替えてください。バックグラウンドで通信が実行され、料金が発生する事態を防げます。これらの設定がオフの状態でも、「Wi-Fi」をオンにすればWi-Fiには接続できます。
オンとオフの切り替えは、「設定」アプリやコントロールセンター(iPhone)・クイック設定パネル(Androidスマホ)で実施可能です。
なお、国際電話や国際SMSは有料のケースも多いため、契約している携帯電話会社の公式サイトなどで、渡航先で発生する料金を確認しておきましょう。
スマホ外部との通信が不要な機能のみを利用する場合
スマホのカメラや時計など、スマホ外部との通信が不要な機能のみを利用するケースでは、「機内モード」をオンに切り替えましょう。機内モードがオンの状態では、電話やモバイル回線による通信が遮断されるため、通信料金が発生しません。なお、機内モードがオンの状態でも、Wi-Fiを個別にオンにして通信することは可能です。
以下は、外部と通信せずにスマホを利用する状況の具体例です。
- スマホのカメラで動画や写真を撮影する
- スマホの内部ストレージに保存しておいた各種コンテンツ(動画・音楽・電子書籍など)を視聴・閲覧する
オン/オフの切り替えは、「設定」アプリやコントロールセンター(iPhone)・クイック設定パネル(Androidスマホ)で実施可能です。
海外旅行中にスマホでインターネットを利用する方法
海外旅行中にスマホでインターネットを利用する方法は、主に以下の4つです。
各方法の主なメリットと注意点を一覧表にまとめました。自分の旅のスタイルに合うのはどの方法か、比較してみてください。
| 接続方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| ①海外データローミングサービス |
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| ②海外用SIMカード・eSIM |
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| ③海外用モバイルWi-Fiルーター |
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|
| ④渡航先の無料Wi-Fiスポット |
|
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ここからは、それぞれの接続方法について具体的な特徴を解説します。
方法①海外データローミングサービス
海外データローミングサービスとは、日本で普段契約している携帯電話会社の回線を経由して、渡航先の電波でデータ通信を行う仕組みです。最大のメリットは、SIMカード・eSIMを海外用のものに入れ替える手間がなく、スマホの設定切り替えだけで使える点です。
携帯電話会社によっては、事前申し込み不要でそのまま使えるプランや、国内の月間データ容量をそのまま海外でシェアできる無料サービスを提供しているケースもあります。
ただし、事前の定額オプションなどに加入せず、従量課金(使った分だけ支払う仕組み)の状態で大量のデータ通信を行うと、帰国後に高額な利用料金が請求されるリスクがあるため、事前のプラン確認が必須です。また、各社のサービス対象外となる国や地域では利用できません。
方法②海外用SIMカード・eSIM
渡航先のモバイル回線に対応したプリペイド(使い切り)式の海外用SIMカードやeSIMを購入・契約する方法です。渡航先の通信事業者の電波を直接利用するため、料金がリーズナブルな傾向がある点が魅力です。音声通話に対応した海外用SIMカードやeSIMであれば、現地の電話番号で着発信ができます。
物理的なSIMカードの場合は、国内のECサイトや現地の空港・スーパーなどで購入し、スマホのSIMカードを差し替えて利用します。ただし、取り出した日本のSIMカードを紛失・破損するリスクがある点には注意が必要です。
そのため、お使いのスマホが対応しているなら、eSIMの利用をおすすめします。eSIMとは、スマホ内部に組み込まれた「本体一体型のSIM」です。カードの差し替えが不要で、日本にいる間に購入を済ませておけば、渡航先での簡単な設定変更ですぐにインターネットが使えます。
方法③海外用モバイルWi-Fiルーター
海外用モバイルWi-Fiルーターをレンタルし、そのルーターから飛ぶWi-Fiの電波にスマホを接続する方法です。申し込んだ後に空港のカウンターや宅配便で機器を受け取り、利用後は帰国時に空港や宅配便で返却するほか、サービスによっては現地で返却することも可能です。
ルーターが1台あれば、家族や同行者など複数人で同時にインターネットに接続できるほか、スマホだけでなくノートパソコンやタブレットも同時に接続できる点が大きなメリットです。
一方で、旅行中は常にルーターを持ち歩く必要があり、毎晩の充電を忘れると翌日使えなくなるというデメリットがあります。また、ルーター本体を紛失・破損した場合は、ペナルティ(弁償金)が発生する場合があるため、取り扱いには注意が必要です。
方法④渡航先の無料Wi-Fiスポット
現地の空港、ホテル、カフェ、公共施設などが提供している無料のWi-Fi(フリーWi-Fi)スポットに接続する方法です。通信費を1円もかけずにインターネットを利用できる点が最大のメリットといえます。
ただし、基本的には「そのスポットの電波が届く範囲内」でしか通信ができません。そのため、街中での移動中や、緊急性の高いトラブルが発生した瞬間に、近くにWi-Fiスポットが見つからずタイムリーに連絡や検索ができないリスクがあります。また、通信が不安定なケースがあるほか、セキュリティ面でのリスクもあるため、対策を十分に講じなければなりません(詳細は後述)。
利便性や安心感を優先したい方は、ほかの手段(データローミングや海外用SIMカード・eSIM、モバイルWi-Fiルーター)を選択しましょう。
なお、出発前に無料Wi-Fiスポットが設置されている場所を調べておくと、渡航先でよりスムーズに利用できます。例えばEU加盟国の場合、欧州委員会公式サイトの「WiFi4EU」などのサービスを利用して、事前に設置場所を検索しておくことが可能です。
海外旅行でスマホを利用する際の注意点

海外旅行でスマホを利用するのであれば、トラブルを未然に防止するための対策を講じることが欠かせません。以下は、意識しておきたい主なポイント・注意点です。
対策を十分に講じ、安全にスマホを利用しましょう。
事前にデータのバックアップを実施する
海外旅行中にスマホを紛失したり盗まれたりする可能性や、故障してデータ(連絡先など)を閲覧できない状態に陥る可能性はゼロではありません。
万一の事態に備えて、出発前にデータをクラウドストレージやSDカードなどの外部ストレージにバックアップしておきましょう。連絡先などの重要な情報は、物理的な紙に書くか、印刷して持ち運ぶこともご検討ください。
「機内モード」や「データローミング」のオン/オフを適切に切り替える
航空機に搭乗する(手荷物として機内に持ち込む)際は、電源を切るか機内モードをオンの状態に設定しておかなければなりません。これは、スマホから発せられる電波によって航空機の電子機器に影響が及ばないようにするためです。国・地域によって細かいルールが異なるため、各航空会社の案内を踏まえて対応してください。
また、データローミングを利用しない場合は、バックグラウンドで通信が実施されて料金が発生しないように、設定をオフに切り替えましょう。海外旅行中は、状況を踏まえて設定を臨機応変に切り替えることが重要です。
セキュリティ対策を十分に講じる
海外旅行する際は、セキュリティ面に注意しなければなりません。例えば以下のような対策を講じる必要があります。
- 携行しているスマホの物理的な盗難対策を講じる
- 万一の備えとして海外旅行保険に加入する
- セキュリティ対策を講じたうえで無料Wi-Fiスポットを利用する
国・地域によっては、日本国内に比べて治安が悪く、スリ・置き引きなどの犯罪が頻繁に発生しているケースも見受けられます。「スマホケースを装着し、ケースにストラップを取り付ける」「テーブルなどに置かず、常に持ち歩く」など、盗まれないように対策を講じましょう。
また、スマホの盗難や破損など、万一の事態に備えて、海外旅行保険へ加入しておくことも選択肢です。海外旅行保険によっては、携行品損害特約などでスマホの盗難被害が補償対象とされる場合があります。状況によっては置き忘れや紛失が補償対象外とされるケースもあるため、詳細は保険会社の公式サイトでご確認ください。
その他、無料Wi-Fiスポットを利用する場合は、暗号化方式が「WPA2」(可能であれば「WPA3」)であることをチェックしましょう。これらの暗号化方式であれば、通信内容を傍受されるリスクが低減されます。
正規のSSIDと同じ名称のSSIDを設定した「偽アクセスポイント」が存在するケースも見受けられるため、以下に示す対策のいずれかを講じましょう。
- https化された認証画面用URLにアクセスしたうえで無料Wi-Fiスポットを利用する
- 専用の接続用アプリを利用する
URLやアプリが提供されていない場合は、偽アクセスポイントに接続してしまうリスクがあるため、無料Wi-Fiスポットの利用を控えてください。また、無料Wi-Fiスポットを利用する際には、個人情報(氏名・生年月日など)やクレジットカード番号の入力を避けましょう。
AIG損保の「インターネットご契約者さま限定特典」で通信手段をおトクに手配
海外旅行を計画する場合は、スマホでインターネットに接続する方法の準備だけではなく、万一の事態に備えて海外旅行保険への加入もご検討ください。
AIG損保の海外旅行保険に加入すれば、万一の事故や携行品損害などに備えることが可能です。AIG損保の海外旅行保険は、24時間、いつでも簡単な手続きでインターネットからお申し込みいただけます。
また、インターネットからご契約した方には、通信手段をおトクに手配できる下記特典をご用意しています。
- 海外eSIMプラン購入:200か国以上でインターネットに接続可能なトリファの海外用eSIMアプリを10%オフの提携価格で利用可能
- Wi-Fiレンタル/ポケトークレンタル:JAL ABCの海外用モバイルWi-Fiルーターレンタル/ポケトークレンタルを通信料/レンタル料10%オフの提携価格で利用可能
eSIMなら、物理的なSIMカードの入れ替えが不要で、紛失・破損リスクもありません。
その他、スーツケース宅配/手ぶら宅配、手荷物一時預かり/コート預かりなどの提携サービスもおトクな提携価格で提供しています。海外旅行する際に、これらの特典を活用してはいかがでしょうか。
AIG損保のインターネット契約者さま限定特典についてはこちら
以下は、AIG損保の海外旅行保険の主な特長です。
- ケガ・病気補償が充実:治療・救援費用※1を無制限※2に補償する「無制限プラン」で安心サポート
- 様々なトラブルを幅広く補償:携行品の盗難や破損、航空機遅延やロストバゲージなどのトラブルもカバー
- アシスタンス・サービス:24時間365日、日本語対応のコールセンターがトラブル時にサポート
- Webによる遠隔健康医療相談サービス:ご自身やご家族の健康に対する不安・悩みを、24時間365日、医師にオンラインで無料相談できる※3※4
内容をご確認のうえ、気軽にお見積もりを実施してみてください。
※1救援費用とは家族が日本から駆け付ける費用等をいいます。
※2無制限とは治療・救援費用補償特約の保険金額(支払限度額)を無制限とすることであり、治療・救援費用を終身補償するものではありません。
※3本サービスは、医学・医療情報の提供を目的としており、診療行為またはこれに準ずる行為を目的として利用することはできません。また、医師からの回答は治療行為ではありません。
※4引受けをお断りしている国や地域(申込書の告知事項欄に記載されています)ではご利用いただけません。
海外旅行でのスマホ利用についてよくある質問
ここでは、海外旅行でのスマホ利用についてよくある質問と回答を紹介します。
おすすめの通信手段や高額請求を避けるための方法など、事前に確認して自分に合った方法を選ぶための参考にしてみてください。
海外旅行でおすすめのスマホの通信手段は?
海外旅行中にスマホでインターネットに接続する主な手段は以下の4つです。
- 海外データローミングサービス
- 海外用SIMカード・eSIM
- 海外用モバイルWi-Fiルーター
- 渡航先の無料Wi-Fiスポット
持ち物を増やしたくない場合は①か②を、複数台・複数人で通信をシェアしたい場合は③の方法をおすすめします。通信する機会が少なく、お金をかけたくない場合は、補助的に④の方法も利用しましょう。
また、②の方法を選ぶ場合は、SIMカードの入れ替えが不要のeSIMがおすすめです。
海外旅行でスマホの高額請求を避ける方法はある?
海外旅行時のスマホの高額請求は、事前のプラン確認と渡航先での適切な設定切り替えで防ぐことができます。
高額請求の多くは、定額プランに加入していない状態で、日本の回線の「データローミング」がオンのまま自動通信(アプリの更新など)が行われることで発生します。主な対策は以下の通りです。
- 主回線のデータローミングを「オフ」にする:海外データローミングサービスを利用しない場合は、スマホの設定から日本の回線のデータローミングを必ずオフに切り替える
- 定額プランの条件を確認する:日本の回線をそのまま海外で使う場合は、事前に海外定額対象プランへの加入や、現地での開始操作が必要かを公式サイトで確認する
設定ミスが不安な場合は、データローミング以外の方法を検討しましょう。
海外旅行でのインターネット接続にかかる費用を節約する方法はある?
携帯電話会社によっては、データローミングを無料で利用できることもあります。従量課金制の場合は高額請求のリスクがあるため、事前に料金プラン・契約内容の確認が必要です。
また、海外用のSIMカードやeSIMを利用する場合、割引価格で利用できることもあります。例えば、AIG損保の海外旅行保険をインターネットで契約すると、海外eSIMアプリのトリファをおトクに提携価格で利用できます。24時間の日本語サポート対応も受けられるので、ぜひご活用ください。
インターネットに接続する機会が少ない場合は、セキュリティ対策を講じたうえで無料Wi-Fiスポットを利用することも検討しましょう。
海外旅行を計画する際にはスマホの利用方法も把握しておこう
海外旅行の計画を立てる際には、訪問する観光スポットをリサーチするだけではなく、渡航先でスマホを利用する方法を把握することも大切です。
インターネットへの接続方法としては、海外データローミングサービスや海外用SIMカード・eSIMの利用、海外用モバイルWi-Fiルーターのレンタルがあります。旅行先によっては、無料Wi-Fiスポットも利用可能です。本記事で紹介した注意点を踏まえて、スマホを安全に利用しながら海外旅行をお楽しみください。
また、万一の事故に備えて、海外旅行保険への加入も重要です。準備を十分に整えたうえで、海外旅行に出発しましょう。

