海外旅行保険の保険証券は携行すべき
海外旅行保険に加入している場合、旅行中のケガや病気が発生した時、保険会社へ連絡する際に証券番号や契約タイプを確認されることがあります。緊急時はパニック状態になりやすく、冷静に情報を探す余裕がないことも少なくありません。
保険証券が手元にあれば、専用窓口の連絡先や必要な情報をすぐに確認できるため、いざという時の対応がスムーズになるでしょう。
なお、「保険証書」と呼ばれることもありますが、本記事では「保険証券」と表記して解説します。
保険証券の携行が重要な一方で、保険会社によっては紙の証券が発行されない場合もあります。例えば、一部のネット加入型の海外旅行保険では、保険証券が原則として発行されないケースや、かつて行っていた保険契約証の郵送サービスを終了しているケースも見られます。
このような場合は、事前にスマートフォンへスクリーンショット画像やPDFとして保存しておくことが大切です。
加えて、PDFは印刷して紙の状態でも持参することを推奨します。スマートフォンの電池切れや電波不良といったトラブルが起こることもあり、デジタルデータだけに頼るのはリスクがあるためです。
デジタルと紙の両方を用意しておくことで、どのような状況でも必要な情報にアクセスできる体制を整えておきましょう。
海外旅行保険の保険証券が必要となるシーン
海外旅行保険の保険証券は、旅行中の様々な場面で提示を求められることがあります。どのようなシーンで必要となるのか、以下で詳しく解説していきます。
入国審査の時
国や地域によっては、入国審査の際に一定額以上の補償がある海外旅行保険への加入証明を提示することが義務付けられている場合があります。また、コピーではなく原本の提示を求められるケースもあるため、注意が必要です。
渡航前に目的地の国の入国条件をしっかりと調べ、必要書類を漏れなく準備しておきましょう。
海外の医療機関で治療を受ける時
海外旅行中に急なケガや病気が発生し、現地の医療機関を受診する場合、海外旅行保険の補償を受けるために保険証券が必要となります。特に「キャッシュレス・メディカルサービス」を利用する際には、病院の窓口で保険証券の提示を求められることがあるため、必ず携帯しておきましょう。
キャッシュレス・メディカルサービスとは、病院の窓口で費用を自己負担することなく治療を受けられる、海外旅行保険加入者向けのサービスです。保険会社から病院へ直接支払いが行われる仕組みになっており、手持ちの現金が不足している場面でも安心して治療を受けられます。
このサービスをスムーズに利用するうえで、保険証券に記載された「証券番号」や「契約内容」が重要な役割を果たします。これらの情報があれば、病院側も保険請求の手続きを滞りなく進められるでしょう。
また、本人確認のためにパスポートの提示を求められるケースもあるため、保険証券とパスポートはセットで持参するようにしましょう。
海外滞在中に保険金の請求をする時
海外滞在中に持ち物の盗難に遭った場合などに保険金の請求や相談を行う際、保険証券が必要となることがあります。
万一のトラブルが起きた時、保険証券で海外旅行保険の契約内容を証明できれば、手続きがスムーズに進むでしょう。
保険証券以外に海外旅行中に携行しておくと安心な書類

保険証券とあわせて、海外旅行中に携行しておきたい書類はほかにも存在します。トラブル発生時に慌てないよう、確認しておきましょう。
付保証明書
付保証明書とは、海外旅行保険に加入していることやその契約内容を、英語や現地の言語で証明するための書類です。一部の国や留学先では、ビザの申請時や入学手続きの際に提示を求められることがあります。
渡航前に保険会社へ発行を依頼するか、マイページなどからダウンロードして印刷しておくと安心でしょう。現地に到着してから慌てることのないよう、出発前に準備を済ませておくことが重要です。
海外旅行保険のハンドブック
海外旅行保険のハンドブックとは、保険加入時に受け取れる、またはダウンロードできるガイドブックのことです。キャッシュレス・メディカルサービスに対応した病院の住所や電話番号の一覧、トラブル発生時の詳しい請求手順などが掲載されており、万一の際に役立ちます。
現地でいざという時に慌てないためにも、旅行中は携行しておくと安心でしょう。なお、AIG損保の海外旅行保険では、同様の内容をWeb版の「安心ガイド」として公開しています。
戸籍謄本
海外滞在中にパスポートを紛失したり盗難にあったりした場合、現地の日本大使館や日本総領事館でパスポートの再発行手続き、または帰国のための渡航書の申請手続きを行う必要があります。その際に戸籍謄本が必要書類として求められるため、万一に備えて事前の準備が欠かせません。
日本を出発する前に1通取得して携行しておくことで、速やかに手続きを進めることができます。いざという時に慌てないためにも、出国前の準備段階で忘れずに用意しておくことが大切です。
海外でのパスポート紛失時の対応については、こちらで詳しく紹介しています。
マイナンバーカードや運転免許証
マイナンバーカード(マイナ保険証)や運転免許証は、出発直前の「国内」でのトラブルと、渡航先の「海外」での予期せぬトラブルの双方に役立ちます。
まず国内においては、空港へ向かう途中にケガや病気が発生した場合の備えになります。自宅を出発した時点から補償がスタートするタイプの海外旅行保険に加入していれば、マイナ保険証(または資格確認書)を携行しておくことで、万一の際もスムーズに保険診療を受けられます。
一方で海外滞在中にパスポートの紛失・盗難にあった際も、現地の日本大使館や日本総領事館で「帰国のための渡航書」などを申請する際、マイナンバーカードや運転免許証が本人確認書類の補助として活用できることがあります。
なお、海外へ携行する際には、紛失・盗難のリスクに備えてパスポートとは別の場所に保管するなど、管理に注意しましょう。
AIG損保の海外旅行保険なら電子契約証が即日発行!
AIG損保の海外旅行保険では、契約が完了した時点で電子契約証が即日発行されます。電子契約証はスマートフォンで閲覧可能ですが、電子契約証(控)のPDFを印刷してお持ちいただくことを推奨しています。
また、外国語の海外旅行保険加入証明書(付保証明書)もマイページから手軽にダウンロードできるため、現地での手続きにもスムーズに対応できるでしょう。
AIG損保の海外旅行保険の特長は以下の通りです。
- ケガ・病気補償が充実:治療・救援費用※1を無制限※2に補償する「無制限プラン」で安心サポート
- 様々なトラブルを幅広く補償:携行品の盗難や破損、航空機遅延やロストバゲージなどのトラブルもカバー
- アシスタンス・サービス:24時間365日、日本語対応のコールセンターがトラブル時にサポート
- Webによる遠隔健康医療相談サービス:ご自身やご家族の健康に対する不安・悩みを、保険期間中はいつでも、医師にオンラインで無料相談できる※3※4
- キャッシュレス・メディカルサービス※5:キャッシュレスサービス対応病院では、費用を一時的に負担せずに治療を受けられる
- 24時間対応のインターネット申し込み:簡単な手続きでお申し込みでき、インターネットで契約した方には海外用eSIMの割引などがある
※1救援費用とは家族が日本から駆け付ける費用等をいいます。
※2無制限とは治療・救援費用補償特約の保険金額(支払限度額)を無制限とすることであり、治療・救援費用を終身補償するものではありません。
※3本サービスは、医学・医療情報の提供を目的としており、診療行為またはこれに準ずる行為を目的として利用することはできません。また、医師からの回答は治療行為ではありません。
※4引受けをお断りしている国や地域(申込書の告知事項欄に記載されています)ではご利用いただけません。
※5一部の治療(補償対象とされない既往症や歯科疾病など)は対象外です。
海外旅行保険の保険証券に関するよくある質問
海外旅行保険の保険証券について、手続きや取り扱いに関して疑問を抱く方は少なくありません。ここでは、よくある質問とその回答をまとめています。
海外旅行保険の保険証券はどのくらいで届く?
インターネットで保険に加入した場合、保険証券は基本的に即日発行されます。スマートフォンの画面で確認したり、PDFとしてダウンロードしたりできるため、出発直前の申し込みでも対応しやすいでしょう。
一方、書面の保険証券を希望した場合は、手元に届くまで1〜3週間ほどかかります。出発間際の申し込みでは、紙の証券が間に合わないリスクがある点に注意が必要です。
旅行の予定が決まったら早めに手続きを済ませるか、証券を即時発行できるネット加入を選ぶのが安心でしょう。
海外旅行保険の保険証券が届かない場合はどうすればいい?
予定の期日を過ぎても保険証券が届かない場合は、速やかに加入した保険会社に電話やメールで問い合わせましょう。証券の発送状況や再送手続きについて確認できるため、出発前に余裕を持って対応することが大切です。
海外旅行保険の保険証券を紛失したらどうすればいい?
国内で保険証券を紛失した場合は、速やかに保険会社や代理店に連絡し、再発行の手続きを依頼してください。一方、海外の現地で紛失してしまった場合でも、保険会社が契約の事実を確認できれば、契約内容の照会や各種サポートを利用できることがあります。
証券が手元にないからといって、すぐに補償を受けられなくなるわけではないので、まずは保険会社に連絡することが重要です。
ただし、現地でのトラブルはできる限りスムーズに対処したいものです。そのため、あらかじめ証券番号をメモして控えておくか、スマートフォンで保険証券の写真を撮影して保存しておくといった対策をしておくと安心でしょう。
現地では海外旅行保険の保険証券を携行しよう
海外旅行保険の保険証券は、現地でのトラブル発生時やキャッシュレス・メディカルサービスを利用する際、入国審査時や保険金請求の手続きをする際など、様々な場面で提示を求められることがある重要な書類です。万一の事態に備えて必ず携帯しておき、スマートフォン内に画像として保存しておくことも強くおすすめします。
必要な書類をしっかり準備したうえで、快適な海外旅行へ出発しましょう。

